高速船 はやしお

瀬戸内海汽船トラベルサービスが期間限定で実施している「せとうちおさんぽクルーズ」。

貸し切り高速船「はやしお」で約1日かけて瀬戸内海の島々を巡ります。

9月からは今回体験した「周防大島諸島めぐりコース」と、「来島海峡・今治・波止浜コース」が加わり全5コースに。気軽に行ける日帰り船旅でリフレッシュしてきました。
その模様をレポートします。

浮島体験レポート

浮島でいりこ漁と加工場見学

「せとうちおさんぽクルーズ」の発着は宮島口港・宮島港・広島港・グランドプリンスホテル前・呉港の5つの港から選べます。

今回は「広島港」から乗船。

この日は、めずらしいくらい波がなく海も穏やか。
最初に向かうのはいりこの産地として有名な浮島。

ツアーでは船上からいりこ漁の見学を楽しみます。

4隻一組になり、網でイワシを囲い、引き揚げるまでの過程を間近で見られます。キラキラと光る、大漁のイワシ。

実際に魚が揚がる場面は大迫力。船内からは歓声が上がります。

 

そのまま島に上陸し加工場へ。

水揚げされたばかりのイワシが約8時間後に、良い香りのいりこに変身する様子も見学します。

またその場で、獲れたてイワシといりこを地元価格でお得に購入し、船内のクーラーに預けて、持ち帰ることもできます。

みなさんお土産にと購入され、またたく間に、船内のクーラーはイワシ・いりこが山積みです。

心温まる昼食タイム

心温まる昼食タイム

浮島でいただく昼食は、穴子弁当と地元の人たちの手作り料理です。

その日に水揚げされた鮮魚の刺身は、プリップリ。

特に、揚げたてのイワシ天は、サクッとかむとうま味が口中にジュワッと広がる絶品です。

新鮮ないりこでダシを取ったおみそ汁も胃に染みわたります。

心のこもったおもてなしに、やさしい気持ちになれます。

浮島・・・山口県周防大島群島、浮島(うかしま)。

周防大島諸島では本島である屋代島に次ぐ大きさ。

屋代島の中心から約5km北の海上に浮かぶ、島の大部分の区域を瀬戸内海国立公園に指定された美しい島。

漁業ではイワシ網が特に盛んで天日干しのいりこの名産地で、「浮島のいりこは絶品」と評判。近年ではフグの養殖なども行われている。

また、漁業だけでなくみかん栽培も盛ん。

上関をのんびり散策
上関と室津をのんびり散策

上関、室津では、ボランティアガイドの説明を受けながら約50分ずつの散策タイム。

江戸時代、「朝鮮通信使」が寄港した地としても知られている上関では、旧上関番所(県指定有形文化財)を見学。

旧番所は、海の主要な港に設けられた関所で、通行人や船舶の取り締まりを行うとともに、運上銀(藩に納める税)の徴収事務なども行いました。

以前は上関南の四代に置かれていましたが、正徳元年(1711)に上関へ移転。江戸時代初期の数少ない行政機関の遺構をとどめている貴重な建築物とのこと。

ボランティアガイドの説明を聞きながら内部を見学すると、いつの間にか歴史ロマンに思いを馳せていました。

上関をのんびり散策
室津では「四階楼」にうっとり

室津では重要文化財「四階楼」を見学。

騎兵隊として高杉晋作らと共に闘った小方謙九郎が1879年に建築です。

文明開化の香り漂う擬洋風建築の建物で、外観は白しっくい塗り、4階の窓にはステンドグラスがはめ込まれており、内装には凝った鏝絵(こてえ)の装飾が施されるなど、モダンで豪華な姿にうっとりします。

地元の名物グルメも要チェック。

新鮮な地魚を使った、手作りじゃこ天などはお土産にもぴったりです。

上関・室津・・・瀬戸内海の真っただ中に位置し、古くから海路の要衝として栄えた上関町。室町時代には能島村上水軍の村上義顕が上関城を築き、幕末には坂本龍馬や桂小五郎や高杉晋作ら、維新の志士が逗留。さまざまな旅人たちが足跡を残しています。
明治以降、陸路の発達や動力船の出現で、かつてのにぎわいは薄れてきましたが、現在も島のあちこちに当時のおもかげを偲ぶことができます。

▲TO TOP

瀬戸内海汽船の瀬戸さん
ショップデータ

お申し込み・お問合せ  TEL082-545-5501

会社
瀬戸内海クルーズ株式会社
瀬戸内海汽船トラベルサービス
所在地
〒739-0031広島市中区紙屋町1-6-12えひめでぃあ内
営業時間
平日9:00〜18:00
公式サイト
http://www.setonaikaikisen.co.jp/travel/