おさんぽクルーズの高速艇はやしお

チャーター高速船「はやしお」で、瀬戸内海の7橋をクルーズします。

レモンのお土産尾道では、ドラマ“てっぱん”の撮影場所のいくつかを現地ガイドが案内。また、瀬戸田は島がまるごと美術館に見立ててあるのが魅力です。

名物のレモンを使ったおみやげもどうぞ。

日程など、コースについては、瀬戸内海汽船トラベルサービスへ⇒http://www.setonaikaikisen.co.jp/travel/pdf/2011/2011osanpo4-9.pdf

 

ちゅーピーモールスタッフのゆっきー、まるこ、そしてまるこの娘あっちゃんが特別参加しました。

若干平均年齢が下がったので、はりきって行ってきまーす!

マリンガイドの解説で2時間半の船旅も退屈なし

マリンガイド山口佳江さん二つの音戸大橋と、佐藤さんご一家5月4日に出発したDコースは、75名の参加者でほぼ満席です。

広島港を8時半に出て11時に尾道に着くまでちょっとした船旅ですが、瀬戸内海は見どころがいっぱい。

マリンガイド山口佳江さんの丁寧でユーモアあふれる案内に退屈する暇はありません。

江田島をすぎ呉に近づくと大型船やタンカーの姿に圧倒され、呉港では「てつのくじら館」の外観が見えます。

お天気が良かったのでデッキに上がると、家族連れやカップルが迫力ある海や島々をカメラに収めていました。

船が大好き!佐藤さんご一家家族4人で参加した佐藤さんは「GWなのでどこに行こうかネットで探しました。大阪から来ている父が島々を巡るのが好きなのでこのツアーに決めたんですよ」と嬉しそう。「船が好きだから楽しい♪」と5歳のお嬢ちゃんもこのクルーズが気に入った様子です。

しばらくすると赤いアーチ型が印象的な音戸大橋が見えてきました。え?音戸大橋が2つある!?いえいえ、実は4月24日に第2音戸大橋が架けられたばかり。50年前に開通した音戸大橋と2重の姿で見ることができるのも楽しみの一つです。

さて、安芸灘大橋をくぐって大崎上島、大久野島をすぎ、いよいよ尾道港に到着します。

ドラマや映画の町、尾道の魅力を堪能

、ドラマに登場した舞台セットの「おのみっちゃん」尾道では、現地ガイド“観光パートナー尾道の会”の方々の案内で港町を散策します。

駅前桟橋から海沿いに歩くと、懐かしい風情があって私たちの歩調もついのんびりしがち。外套や石畳、民家のたたずまいや潮の香りに時間を忘れてしまいそうです。 すると、ガイドの槙憲郎さんの「ここが、あかりちゃんが海に飛び込んだ場所です!」の声が。「あかりちゃん、寒くて震えててねぇ〜」「このベンチで休んだんだよ」など、あかりちゃんを連呼して説明してくれるのが、NHKドラマ“てっぱん”の撮影裏話。撮影場所は広範囲に渡り、尾道観光協会の“てっぱんMAP”には多数の箇所がマークしてあります。

天寧寺、御袖天満宮、大山寺をめぐります尾道郵便局西隣“てっぱん坂のみちしるべ”では、ドラマに登場した舞台セットの「おのみっちゃん」が展示してありました。4月30日から1年間、NHKから借り受けているそうで、記念撮影も可能です。

もちろん私たち3人もお願いしましたよ。ハイポーズ!

続いて、坂の町尾道にふさわしい石段を上っていきます。狭い路地を進んでいくと、古い民家に「大林」の表札が。

なんと、映画「転校生」「時をかける少女」の大林宣彦監督の生家でした。

作家、林芙美子が愛した尾道の景色を眺めながら、天寧寺、御袖天満宮、大山寺をめぐります。

その他にも見たい神社やお寺がいっぱい。

少々、石段はきついですが展望台まで上れば絶景を楽しめるでしょう。時間があればこちらもおすすめです。

尾道名物「あなご重御膳」でパワー回復

尾道名物「あなご重御膳」でパワー回復さて、お楽しみのお昼ごはんは、尾道ロイヤルホテルで「あなご重御前」をいただきました。

坂道を歩いたのでお腹がペコペコでちょっとバテ気味の3人。フタを開けると瀬戸内の地あなごが贅沢に盛られています。コクがあるけどしつこくない味でボリュームも十分。お造りや茶碗蒸し、お吸い物もついて大満足です。暑かったので疲れていた私たちもスタミナを回復しました。

さあ、次は瀬戸田散策です。

尾道でてっぱんのロケ地巡り尾道の気になる外套たち

アートを探せ!島がまるごと美術館

耕三寺尾道を出発し、尾道大橋、因島大橋、高根大橋をすぎるといよいよ瀬戸田港に到着です。ここは自由散策なのでマップをもらって「どこに行く?」と3人で相談。

最初に耕三寺博物館に行ってみました。飛鳥、奈良、鎌倉、江戸の仏教建築の様式や手法を取り入れて建立した寺院だそうで、なるほど独創的で目を引く外観です。

瀬戸田の古い町並みを散策次に平山郁夫美術館へ。日本を代表する画家は、瀬戸内海の島々や緑の多い大自然の中で育まれたからこそ生まれたのでしょうか。

そして気になるのがマップのいたるところに書いてある「島ごと美術館」の文字。これは、瀬戸田を島ごと美術館にという発想で作家たちが作った野外彫刻のこと。「風の中で」「一羽の鳥の為に」「海からの贈物」などタイトルがつけられています。

思わず夢中になって探していました。全17点あるので、みなさんもぜひ見つけてみてください。

おみやげは、やぱりレモン!

あまなつを試食中ちょっぴりタイムスリップしたような昔懐かしい「しおまち商店街」。テレビの取材もあるというコロッケ屋さんや人気のローストチキンのお店があります。おみやげを何にしようか迷っていると、レモンやあまなつの爽やかな香りが。

「ひさ松商店」の女将さんがあまなつを試食させてくれました。う〜ん!美味しい!!畑でとった柑橘類をそのままお店に出しているとか。瀬戸田産のレモンの香りは格別ですね。

この他、どのお店を覗いてもゼリーやお菓子、調味料など、レモンを使った商品がたくさんあります。レモンのソフトクリームも美味でしたよ。

見学後に寄った瀬戸田すいぐんでは、瀬戸内海汽船からプレゼントが用意されていました。

帰りの船内もまた楽しい

町内会で参加のみなさん。大人数でも楽しめます多々羅大橋、大三島橋と全部で7つの橋を見て帰途につきます。

楽しそうな宴会が始まっている団体さんは町内会の15人で参加していらっしゃるとか。事務局長の若林さんの声かけで、年に5、6回はお出かけする楽しいお仲間です。チャーター高速船「はやしお」なら、丸テーブルを囲んだグループ用の席もあります。せとうちおさんぽクルーズは大人数で参加するのも楽しそうですね。

瀬戸田を散策 島まるごと美術館の瀬戸田散策