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今回体験したコースは・・・

A「瀬戸内古跡探訪」&クルーズ 小島・四阪島
小島では明治時代の海岸要塞としては、完全に近い状態で残っている「芸予要塞」を肌で感じるミニウォーキング。 そして、おさんぽクルーズ初登場の産業遺産「四阪島」を船上より見学します。

 

2012秋のおさんぽクルーズではほかに、呉海色ロマンクルーズ「倉橋島・江田島探訪」や、瀬戸内海元気アイランドクルーズもあります。

 

今回の体験レポートは・・・

久々に取材の当たりクジを引いて大喜びのゆっきー&まるこのコンビ。張り切って行ってきまーす!

音戸の瀬戸、波止浜湾ドックなどカメラスポットが満載

55510月6日(土)は穏やかなお天気になり、出発前から旅気分が盛り上がります。宮島口、広島、呉の各港からチャーター高速船「はやしお」に乗り込んだのは42人。

船内では、さっそくマリンガイドの山口さんが、瀬戸内海の島々や見どころを案内してくれました。
音戸大橋のそばに見える建物は、1年間限定で開催中の「平清盛 音戸の瀬戸ドラマ館」。

NHK大河ドラマ「平清盛」で使用された衣装や小道具、15mの大型和船も展示してあるとか。

「海賊との戦いのシーンをご覧になりましたか?あの第1話と2話のロケ地になったのは、柏島なんです」と、山口さんがドラマの裏情報を教えてくれました。

デッキに上がると、カメラを構えた大勢の人たちが次々とシャッターを切っています。

船上から、下蒲刈島、上蒲刈島、豊島などの島々を眺めるのは爽快な気分。「はやしお」はぐんぐんスピードを上げ、世界初の3連吊り橋、来島海峡大橋付近へ。そして波止浜湾にゆっくりと進入していきました。

波止浜湾ドックは、6社の造船所がひしめきあいクレーンが立ち並ぶ勇壮な景観です。船好きな人にはたまらない場所ですね。

間近で見る潜水艦は感動!

小島(おしま)のミニウォーキングで歴史探究

小島(おしま)のミニウォーキングで歴史探究さて、最初の上陸地、小島に到着しました。ここからは、今治地方観光ボランティアガイドの石井さんと山田さんが案内してくれます。

小島に残る貴重な史跡「芸予要塞跡」は、日露戦争当時に築かれたもので、28センチ砲のあった砲台跡地下兵舎跡弾薬庫跡などが点在しています。
中部砲台跡にある6つの大砲のうち、2つが二百三高地の戦いで使われたとか。実際に関わりのあった場所に身を置くと臨場感が違います。

山田さんに先導されて坂道を歩き、97段も続く石段を息を切らして登ると、ようやく司令塔跡に着きました。登りきった人たちから「うわぁ〜」と歓声が上がります。そこからは、美しい来島海峡大橋と青い海が眼下に広がっていました。

山田さんの説明を、時にはメモをとりながら熱心に聞いているのは、お友達同士で参加した吉川さんと川崎さんです。お二人とも小島を訪れたのは初めて。

「ここの要塞跡は、規模が大きいし、とてもきれいな状態ですね」。「よく、残してくれたなぁ〜と感心します」と、感激した様子で話してくれました。

小島(おしま)を散策

お昼は「海鮮バーベキュー」でワイルドに

お昼は海鮮バーベキュー〜 楽しみです!1時間半のウォーキングですっかり、お腹ぺこぺこになりました。

大島下田水港に上陸し、「よしうみいきいき館」でお楽しみの昼食タイム!

七輪に炭火がおこしてあり、魚介類を豪快に焼いて食べる「海鮮バーベキュー」です。

イカ、エビ、サザエ、はまぐり、ホタテ、タラなど海辺で食べるには最高の素材が並びます。

サザエはグツグツ沸騰してから醤油だれをポトリと加えて3分くらい。う〜ん、最高!鯛ご飯もよい味加減で、あっと言う間に完食しました。

道の駅「よしうみいきいき館」

道の駅「よしうみいきいき館」は、しまなみ海道の愛媛県から最初に渡る大島の南端で、世界初三連吊り橋「来島海峡大橋」のたもとに位置します。 ここでは、目の前に広がる来島海峡の活きのいい魚介類をはじめ町中央に広がる平野部の農地で採れた地元農産物や特産品を販売しています。レストランでは、その食材を使った海鮮バーベキューや炭焼の七輪焼きが楽しめます。 土・日・祝日には、じゃこ天の実演販売も実施しているそうです。


〒794-2114 愛媛県今治市吉海町名4520-2
電話番号 0897-84-3710
公式URL http://www.imabari-shimanami.jp/ikiiki/

海鮮バーベキューがたまらない

四阪島(しさかじま)産業遺産クルーズ

産業遺産 四阪島昼食後に向かったのは、かつて日本一の銅精錬所として繁栄を誇った四阪島。家ノ島、美濃島、明神島、梶島、鼠島の総称が四阪島です。はやしおの船内でガイドの石井さんが案内してくれました。

四阪島は、華やかな時代もありましたが、別子鉱山の閉山や銅鉱業の不況で1976年に閉鎖。現在住人はいませんが、工場の一部は稼動しているので定期便で従業員が通っています。船から見える工場には、時々、車が走っていたり人の姿も見えました。島には、大煙突や溶鉱炉などの文化遺産が残されています。

デッキでは、20人近くがカメラを構え、真剣な様子でレンズを覗きこんでいます。 中には撮影の様子がプロのカメラマン?と思うほど、慣れた動きの人も。

「いえいえ、カメラは趣味ですよ」と話してくれたのは、広島市南区から参加した山村さんです。 竹原市の沖合いにある契島(ちぎりじま)が軍艦島なので似たような景観だったと山村さん。あらゆる場所に出かけて撮影をされているようです。

なかなか見ることができない場所に、日帰りで気軽に行ける「おさんぽクルーズ」は、カメラマンの皆さんにも好評です。

四阪島(しさかじま)のシャッターチャンス

今治のおみやげと言えば、ゆるキャラ「バリィさん」

最後は今治港に上陸し、今治観光物産館でおみやげ探しです。入り口をあけるとすぐに可愛らしい巨大ぬいぐるみが迎えてくれました。

頭には来島海峡大橋の冠をつけ、手に船を持っているのは、今治市のゆるキャラ「バリィさん」。2012年ゆるキャラグランプリで1位ですって!今治で有名なタオルやハンカチにも、バリィさんグッズがたくさんありました。

今治のおみやげはゆるきゃら「バリィさん」

添乗員 瀬戸内海汽船の瀬戸さんより

添乗員の瀬戸内海汽船の瀬戸さんとまるこ旅を快適に楽しんでいただくために、午前中に小島ウォーキング、そして昼食後はゆったりと船内で観光するという工程を組みました。

このAコースは、おさんぽクルーズでは初登場の「四阪島」に注目していただきたいと思います。

以前から、島や近くに住んでいた方たちから「四阪島を見学したい」というご要望があり、やっと実現できました。

ぜひ産業と歴史探究のテーマ型クルーズをお楽しみください。

Aコース以外にも「B/倉橋島・江田島探訪」や「C/大崎上島まるごと探訪」があります。

お問い合わせなどはお気軽に、瀬戸内海汽船トラベルサービス(紙屋町営業所 082-545-5501)までご連絡ください。皆様のご参加を心よりお待ちしています。

瀬戸内海汽船おさんぽクルーズの思い出